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2012年12月11日火曜日

脳死判定・脳死下臓器移植関連:その⑤【移植決定までの評価(1〜3次評価)】

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※臓器摘出術に至るまでには3回の評価が行われる。1回目はJOTNCo、2回目はMCを交えて、3回目は摘出チームの医師が最終的に評価し、摘出術に臨む。

□第1次評価

  • 提供施設からドナー発生の第一報が日本臓器移植ネットワーク(JOTN)に。ここでCoは患者基本情報と循環動態を確認した後に提供施設へ。
  • 本人及び家族の臓器提供意思の確認と絶対的禁忌事項がないか確認。
  • 絶対的禁忌事項は悪性腫瘍(原発性脳腫瘍などで完治したものは除く)、活動性の重症感染症(敗血症)、HIV抗体陽性、HB抗原陽性。




□第2次評価

  • 1回目の法的脳死判定が終了した時点で行う。
  • 感染症検査、各臓器の機能検査、HLA検査を行い、MCとCoは連携しながらドナーとして適当か確認。
  • MCは検査データを確認した上で、不足している検査をオーダーしたり、自身で心臓・腹部エコーを行ったりして、移植施設の意思を確認するまでに十分な評価を行うように務める。MCは臓器ごとにドナーとして適当かどうかを各種検査結果から総合的に評価する。
  • 評価終了後、ドナーチャートの記載内容をチェックし、移植の可否がわかるような画像を選択肢、レシの意思確認の際に、可能な限り電子ファイルにして移植施設に送る。


□第3次評価

  • 移植施設のスタッフが最終的に診察して評価する。
  • 移植施設が自らの責任で最終判断をするので、提供施設の評価の責任を転嫁することがない。












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