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2012年4月7日土曜日

まとめ:WHOの疼痛管理関連


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※各鎮痛薬の作用機序や副作用については別頁にて予定

WHO三段階除痛ラダー
・鎮痛薬の疼痛の程度に応じた、段階的な使用法を示したもの

第一段階:非オピオイド鎮痛薬+鎮痛補助薬
第二段階:弱オピオイド(低容量オキシコド含)

     +NSAIDs+鎮痛補助薬
第三段階:強オピオイド+NSAIDs+鎮痛補助薬


弱オピオイド
コデインやペンタゾシン、ブプレノルフィン、ブトルファノール、トラマドールなど
強オピオイド:フェンタニル、モルヒネ、オキシコドンなど
鎮痛補助薬 
◯抗うつ薬(アミトリプチリンやイミプラミン)
◯抗けいれん薬(カルバマゼピン、バルプロ酸、クロナゼパム、ガバペンチン、プレガバリンなど)
◯抗不整脈薬(リドカイン、メキシレチンなど)
◯ステロイド(プレドニゾロンやデキサメタゾンなど)



WHO鎮痛薬投与の五原則
1.by the mouth(できるだけ経口で)⇒患者の活動制限を最小限に
2.by the clock(定期的に)
3.by the ladder(痛みの強さに応じて、除痛ラダーに基づいて)
4.by the individual(個別に)
※比較的少量で開始
⇒24時間後に効果判定し、鎮痛不十分であれば50%増量
⇒24時間後に効果判定し、鎮痛十分で副作用(特に眠気)が強ければ50%減量。
5.with attention to detail(細かい配慮を)
※副作用への個別対策、精神面のケア



□参考文献、書籍、Web
1)麻酔科専門医認定筆記試験問題解説集
2)JPAP®がんの痛みからの解放のために 
https://www.jpap.jp/medical/top.html
3)Pain Relief−痛みと鎮痛の基礎知識 
http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/index.html














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