さらりーまん麻酔科医の専門医試験対策ページです。これからもよりよい対策資料を作っていきたいと思っています。 何かご相談などあればいつでもメールください。 ※ブログ引っ越しました。
2012年1月29日日曜日
星状神経節ブロックについて・・・
52回まとめファイルについての最新情報は こちら から
51回専門医試験の体験記については こちら から
51回まとめファイル購入者の方々の結果と寄せられた声は こちら から
お問い合せ、体験談、筆記試験採点結果は classicanesthesia2@gmail.com まで
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
□場所:C7横突起から第1肋骨頭の前方に位置する
□適応疾患:頭頚部や上肢の疼痛性疾患や上肢の循環障害
顔面神経麻痺
突発性難聴
多汗症 etc...
□実施前の注意点:動脈やくも膜下、硬膜外腔に誤注入することで痙攣や全脊椎麻酔になってしまうことがあるため、アンビューバッグや挿管セットなど、緊急処置の準備を
□実施方法(一例)
①仰臥位にし、22G針で気管と頸動脈の間を背側に進める。目標はC6またはC7no椎体外側表面にある頸筋膜椎前葉。C6頚椎横突起前結節の内側。
②血液・脳脊髄液・空気が吸引されないことを確認後、0.25%ブピバカインまたは1%リドカイン5〜10mlを緩徐に注入。
③ブロック成功の判断はHorner徴候(眼瞼下垂・縮瞳)だけでなく、患側上肢の血管拡張と同側の鼻閉が証拠となる。
□ブロック後の症状
頭部・顔面、頸部・上肢を支配する交感神経遮断により、Horner徴候が見られる。他に鼻閉や眼球結膜充血、発汗停止、皮膚温の上昇が見られる。
□合併症
1.観察時間内:
・反回神経ブロックによる嗄声
・腕神経叢ブロックに伴う上肢麻痺
・頸動脈あるいは椎骨動脈への注入による全身痙攣(局所麻酔薬中毒)
・硬膜外またはくも膜下注入による低血圧や呼吸停止
2.遅発性合併症
・頸部や縦隔血腫(呼吸困難の原因)
・感染や気胸(まれ)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿