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2012年2月1日水曜日

気腹にともなう呼吸・循環への影響、合併症について


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合併症
(術中)
□不整脈(房室解離、房室結節調律、徐脈、心停止)
□高二酸化炭素血症、低酸素血症
□CO2皮下気腫、気胸、ガス塞栓
□気管支挿管(横隔膜挙上のため)
□頭蓋内圧更新
□誤嚥 など
(術後)
□PONVの増加
□血栓症など?

※呼吸への影響
□横隔膜の頭側への移動によるFRCの現象、コンプライアンス低下(Trenderenberg位はこれを助長)
□FRCがクロージングキャパシティー(CC)に対して現象すると、無気肺や肺内シャントにより低酸素血症が起こる(肥満患者や心肺疾患患者では特に)
□気腹により、気道内圧ピーク圧、胸腔内圧、呼吸抵抗、PaCO2の増加。肺活量、機能的残気量、呼吸コンプライアンスは低下

※循環への影響
□心拍出量変化は二相性。気腹により一過性に減少し、その後5〜10分で戻る
□気腹圧が10cmH2Oを超えると静脈還流が減少する。
□SVR、MAP、CVP、左室壁ストレスは上昇。心拍数はほとんど変化しない(高CO2血症やカテコラミン放出で増加することもある)

※腎機能への影響
□尿量、腎血漿流量、糸球体濾過率は減少する

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