口頭・実技試験とも、 ヒントは出してくれる感じではなかったですが、 足りないところは何度か「他には?」と訊かれました。
途中で読み上げられる情報が多いと、 頭に入って来ないなと感じました。
<口頭試験>
症例1
60代?女性 145cm? 55kg?
胃癌、消化管通過障害があり、手術が予定された。
【画像】胸部Xp:心拡大あり
Q.開腹となってすぐ血圧低下、皮膚紅潮。鑑別2つ、対応は?
腸間膜牽引症候群、アナフィラキシー。輸液、昇圧剤(フェニレフリン、アナフィラキシーならアドレナリン)。
2つをどのように鑑別するか?→皮膚所見、気管支喘息症状の有無(聴診・気道内圧・カプノ)
Q.手術は無事終了したが再発し、オキシコドン20mg内服しているが腹部痛がある。副作用は今のところない。鎮痛方法について患者さんに説明してください。
・オキシコドンの増量(ベースupかレスキューupか):「副作用が心配」→下剤や吐き気止めを調整する。眠気は出るかも。他のオピオイドへの変更。
・内蔵神経ブロックや硬膜外ブロック:「副作用は?自分に適応があるか?」→凝固異常などなければ可能。硬膜外麻酔は手術のときに難しかったので難しいかも。
症例2
60代?女性 やせ型
重症僧帽弁逆流症で僧帽弁形成術予定。
酸素1L使用しSpO2 92%。
ラテックスアレルギーあり
Q.問題点、麻酔上の注意する点、使用するモニター
心不全状態の確認、低酸素あり胸水貯留あるかも。心電図で不整脈あるか。冠動脈・頸動脈・頭蓋内血管狭窄
【検査結果】
EF25%, PAWP ●, sPA50/, ・・・
術者に伝える、出血を確認する。プロタミンショックの疑い→投与中なら中止。輸液全開、昇圧剤投与。経食道心エコー。心肺再開。
Q.ヘパリン投与して心肺再開し手術終了。2ndpump後プロタミンは使用しなかった。ICUで申し送りを。呼吸器設定は?
出血注意、プロタミンショック時著名に血圧低下していたため脳梗塞注意。もともと低心機能で術後も注意。
<実技試験>
Q.穿刺部位は?確認方法は?
Q.消毒から穿刺、薬液投与までする。くも膜下腔の確認方法は?薬液名・投与量は?
Q.抜管前に確認することは?
頭頚部の皮下気腫・腫脹の有無、リークテスト、呼吸状態、鎮痛が十分か。筋弛緩の拮抗ができているか。
Q.抜管後に呼吸苦あり。研修医がマスク換気できないと言っている。対応は?
二人法で換気、吸痰、下顎挙上・エアウェイ挿入、緊急call・再挿管準備
Q.外科的気道確保の方法は?→輪状甲状間膜穿刺
Q.隠されていた頸部の人形が出てくる。輪状甲状間膜の場所は?研修医に説明しながた穿刺を行う。切開・挿入まで。
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症例1
60代?女性 145cm? 55kg?
胃癌、消化管通過障害があり、手術が予定された。
【画像】胸部Xp:心拡大あり
- この症例の問題点、術前に必要な情報は?
- 硬膜外麻酔したが難しかった。術後鎮痛はどうするか?投与量も。
Q.開腹となってすぐ血圧低下、皮膚紅潮。鑑別2つ、対応は?
腸間膜牽引症候群、アナフィラキシー。輸液、昇圧剤(フェニレフリン、アナフィラキシーならアドレナリン)。
2つをどのように鑑別するか?→皮膚所見、気管支喘息症状の有無(聴診・気道内圧・カプノ)
Q.手術は無事終了したが再発し、オキシコドン20mg内服しているが腹部痛がある。副作用は今のところない。鎮痛方法について患者さんに説明してください。
・オキシコドンの増量(ベースupかレスキューupか):「副作用が心配」→下剤や吐き気止めを調整する。眠気は出るかも。他のオピオイドへの変更。
・内蔵神経ブロックや硬膜外ブロック:「副作用は?自分に適応があるか?」→凝固異常などなければ可能。硬膜外麻酔は手術のときに難しかったので難しいかも。
症例2
60代?女性 やせ型
重症僧帽弁逆流症で僧帽弁形成術予定。
酸素1L使用しSpO2 92%。
ラテックスアレルギーあり
Q.問題点、麻酔上の注意する点、使用するモニター
心不全状態の確認、低酸素あり胸水貯留あるかも。心電図で不整脈あるか。冠動脈・頸動脈・頭蓋内血管狭窄
【検査結果】
EF25%, PAWP ●, sPA50/, ・・・
- 麻酔導入方法は?薬剤投与量
- プロタミン投与し心肺を離脱しようとしている。【画像】モニター。sBP 38/, INVOS 30台, ScvO2 著名に低下。
術者に伝える、出血を確認する。プロタミンショックの疑い→投与中なら中止。輸液全開、昇圧剤投与。経食道心エコー。心肺再開。
Q.ヘパリン投与して心肺再開し手術終了。2ndpump後プロタミンは使用しなかった。ICUで申し送りを。呼吸器設定は?
出血注意、プロタミンショック時著名に血圧低下していたため脳梗塞注意。もともと低心機能で術後も注意。
<実技試験>
- サドルブロック
Q.穿刺部位は?確認方法は?
Q.消毒から穿刺、薬液投与までする。くも膜下腔の確認方法は?薬液名・投与量は?
- DAM
Q.抜管前に確認することは?
頭頚部の皮下気腫・腫脹の有無、リークテスト、呼吸状態、鎮痛が十分か。筋弛緩の拮抗ができているか。
Q.抜管後に呼吸苦あり。研修医がマスク換気できないと言っている。対応は?
二人法で換気、吸痰、下顎挙上・エアウェイ挿入、緊急call・再挿管準備
Q.外科的気道確保の方法は?→輪状甲状間膜穿刺
Q.隠されていた頸部の人形が出てくる。輪状甲状間膜の場所は?研修医に説明しながた穿刺を行う。切開・挿入まで。
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