1日目でした。
60代男性 中肉中背
メインの話題が縦隔腫瘍で、 結果として上大静脈症候群への配慮ができるか問われました。
縦隔腫瘍の胸部CTあり、所見は気管もaortaも圧迫されてい ないと冒頭に告げられてしまい、シンプルすぎて、 何がポイントか分からなくなってしまいます。
枝葉の内容として、糖尿病、 頸椎症と歯牙脆弱による挿管困難がありました。
◼️この人への問診は?
糖尿病のコントロール状況
頚椎可動域
画像ではなにもないとのことだが、 一応気管圧迫を思わせる呼吸器症状がないか
(これだけでは話しが先に進まず)
提示された画像から分かりにくいが、 上大静脈の圧迫があるかもしれないので、上肢のむくみがないか
を確認しますと答えました。
◼️外科医にたしかめることは?
胸骨切開か肋間か
出血量
血管操作があるか
腫瘍の種類
◼️肋間だから分離でやります。
このひとは口の中でが全体的に腫れてました。
しかも、歯がボロボロであることに気づき、挿管難しいです。 どうしますか?
マックグラスでやります。
◼️マックグラスでも無理。ブジーはなんとか入りました。 どうしますか?
マックグラスに加えてマギールで先端をもち、 ブジーをガイドにしつつ挿管します。
◼️でも歯がボロボロだからマギールは無理でした。
結局シングルを挿管してから、 チューブエクスチェンジャーでダブルルーンいれました。 分離のチューブは?
37フレンチ左
◼️抜管のときに注意することは?
完全覚醒
筋弛緩のリバース
換気と酸素化の確認
口の中が腫れてたとのことで、 腫瘍がとれて上大静脈症候群の懸念は和らいだとはいえ、 ファイバーで声帯周辺の浮腫がないか確認
◼️カフリークテストしたらリークがなくて、挿管のままICUに いくことになりました。準備は?
酸素ボンベ、バッグバルマスク、くすり、モニター
以上です。
30代女性 肥満の妊婦 既往歴なし。
満期でタンパク尿と血圧上昇160/110mmHgで、 そこまで急がないカイザーします。
◼️この人にきくことは?たしかめるべき検査項目は?
HELLPに関する確認
DVTに関すること
挿管困難予想
…
◼️ほかに腎機能も悪いみたいです。
(おそらく血糖の確認を促してくださったのですが、 このとき答えられず)
カリウムとアシドーシスの確認
と答えてしまいました。
◼️脊麻でやります。肥満ですが何を準備しますか?
太い針
長い針
体位をとりやすくするような環境の整備 (抱き枕などのつもりです)
エコー
◼️セキマ無理でした。全身麻酔でやります。 セボでスタートして、こどもがでたら麻酔はどうする?
セボをきって、TIVAで。(薬の量もきかれました。)
◼️術後に痙攣しました診断は?
子癇発作
頭蓋内病変
電解質
◼️子癇でした。なにしますか?
気道確保
マグネシウム
ベンゾジアゼピン
降圧
以上です。
1問目の上大静脈症候群、2代目の子癇発作の治療については、 青本で知識を入れ込んでたので本当に助かりました。
物覚えの悪い私の場合、青本に狙い撃ちして、4ヶ月かけて4回読 みました。のべ1500ページは正直かなりきつかったですが、 過大な緊張が強いられる試験を受けてみて、 ここまで念入りにやっててよかったと思うばかりです。
他にも手広く問題集をやったほうがいいのか、 それとも青本を完璧に覚えたほうがいいのか、二択のうち、 私は後者を選びました。 ぜひ後輩にもアドバイスしたいとおもいます。 ありがとうございました。
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