第57回専門医試験 口頭試問・実技試験
10/5(金) 8:50集合
待機室に入った時点で私語厳禁でした。ほぼみんなスーツ姿でした。
注意事項などが書かれた紙が机の上に置かれていました。
その紙面に口頭試問2問計30分、実技試験2問 各10分計20分、各部屋に試験官は2人いる、と記されていました。
9時に注意事項などが読み上げられ、スマホの電源を切り、茶封筒に入れたうえで鞄に入れるように指示されました。
待ち時間、トイレに行くのも手を上げて監督の人にOKしてもらってから行く、といった状況でした。
10時頃から順次15人ずつ程度呼ばれ、試験室に連れていかれました。
待機している廊下は薄暗かったです。
部屋の前の椅子に座ったところで、注意事項を説明され、問題文が書かれたA4の紙を渡され5分間で目を通し、必要であればメモをとるように言われました。
5分経つと問題文は一旦回収され、入室とともに再度手渡されました。
口頭試問
- 74歳女性 平均的な体格
幽門側胃切除に対し硬膜外麻酔併用全身麻酔を予定されていました。術前検査に心拡大あり、との情報のみ書かれていました。
・術前に何を聞いておくか。3つ
・何の検査をするか
・エピが入らない。どうするか。方法を2つ
・開腹後血圧が低下した。原因として考えられること2つ
・それへの対応。輸液全開にしていいのか
・腸管膜牽引症候群とアナフィラキシーショックの見分け方
- やや小柄な患者さん。僧房弁閉鎖不全症に対し弁形成予定。ラテックスアレルギーがある。
・(術前の経胸壁心エコーの所見が書かれたものがTVに映し出され)所見を3つ。
・追加検査5つ
・術中モニター5つ
・S-Gではなく、ScvO2付きCVカテを入れることにした。(カテが展開された画像がTVに映し出され)カテを留置する手順を、物品を指差ししながら説明。 清潔になるところから説明させられました。
・弁形成し、プロタミンでリバースして送脱血管抜去したところ、血圧が低下した。原因として考えられること2つ
・TRもあり、プロタミンショックとして再度人工心肺にのった。TRも修復した。2回目の心肺離脱はプロタミンをリバースしなかった。ICU入室。呼吸器の設定と申し送り
圧迫面接といった感じはありませんでした。
いくつ答えよ、の問題では試験管の答えてほしい回答を口にしないと、「あともう1つ出ませんか」など聞かれ、再度回答する場面が何度かありました。
最後の呼吸器の設定で呼吸回数の設定を言い忘れて、「いつももう1つ設定してるはずでしょ、出てこないかな~ 緊張してるもんね」などと言われました。部屋を出た瞬間に思い出しましたが遅かったです。
S-Gの先のバルーンはラテックスだからラテックスアレルギーの患者さんには留置しちゃいけなかったみたいです。退室前に聞いたら「ほんとはフィードバックしちゃいけないと言われているだけど」と言いながら教えてくれました。
退室したところで問題文は回収されました。
実技試験
- サドルブロック
おしりの模型が坐位で置かれていました。
前立腺生検をする。横にいる試験管を研修医と思いに説明しつつ、普段通り患者さんへの声かけもしながら行ってください
穿刺する場所、投与する薬剤、を聞かれました
ちゃんと硬膜下腔に針が到達すると透明の液体が返ってきました。
時間が余ったので、「サドルブロックは普段やる?自科麻酔?」「いつも使ってるキットと今回のは似てる?」など雑談してました。
- 気道確保
頭頚部の模型が置かれていました。
肥満患者さんの下部の手術(詳細忘れました・ヘッドダウンされていました)が12時間経って終わりました。
・抜管前に気を付けること3つ
・抜管後酸素化が低下してきた。研修医がBVM換気しているが改善しない。次にすること3つ
・声門上デバイス実際に入れてみて(igelともう1種類ラリマがあり、好きな方を選ばせてくれました)
・外科的気道確保をすることにした。なにをする?
横にタオルで隠されていた頸部の模型を出され
・どこ刺すの?指差し
・輪状甲状間膜を穿刺するメリット3つ
ミニトラックのキットが用意されていました。
・研修医に説明しながら実際にやってみて。でもメスでの切開はほとんどしないでといわれました
横にグラスに入った水も置かれ、生食代わりに使用しました
留置したところで、はいOKです、と言われました。
始まったばかりのためか、試験官の先生方も優しかったと思います。
思っていたよりも緊張していたのか、ホテル出た頃には口頭試問の問題をほとんど覚えていませんでした。すみません。
だいぶしどろもどろ、抜けも多かったと思いますが、一応合格していました。
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