「口頭試問」
試験官2:受験生1人
第一問
5歳、男子、100cm、30kg、アッペで緊急ラパアッペ。
- 術前に知りたい情報を言え
喘息だった
- 導入のやり方、チューブサイズ、薬の種類などを言え
- 気腹してしばらくするとSpO2低下した。またスライドにカプノ右肩上がりが示される。鑑別診断と対処法を言え。
- 術後鎮痛で腹直筋鞘ブロックをする。腹部の画像が出ている。どこにエコーを当てるのか言え。また薬はどこに何をどのぐらいいいれるのか言え。
第二問
40代、女性、体格普通、ESS予定。既往に婦人科手術(記憶が定かでないが全身麻酔の手術であった)。その際術中覚醒とPONVがあった。
- 麻酔計画を言え
- 導入後術野でEキシロ処理したらバイタルがこうなった(スライド)(BP230/110, HR110)どう対応するか。
- バイタルが落ち着いたので手術を始めた。すると直後にこのようなバイタルになった(上記と同様のバイタル)鑑別診断と対応を言え。
- 手術を続行するかしないか、試験官を耳鼻科医として協議しなさい。
- 精査の結果褐色細胞腫が判明。後日腹腔鏡下褐色細胞腫摘出が予定された。術前に把握すべき情報を言え。
- 麻酔はAODRで行った。気腹後こうなった(スライド)(記憶が曖昧ですが)カプノの基線が3ぐらい。やや右肩上がり。体温38度台。鑑別診断と対応を言え。
「実技試験」
試験官2:受験生1人
第一室
- 挿管困難を疑う身体診察所見を言え。
- 試験官を患者としてその診察をやれ。
- マランパチはいくつからが挿管困難を予測させるか言え。
- 人形、喉頭鏡、スタイレット、カフ注、吸引、が置いてある。迅速導入を準備からやれ。試験官を助手として使いながら。準備は3項目やれ。
第二室
横向きの腰のみの人形あり。70代、大腿骨頚部骨折、150cm、50kgぐらい。
脊髄くも膜下麻酔をやれ。患者への声かけと研修医に指導しながら。消毒・ドレーピング・皮膚の麻酔は終わっている。手袋もはめてある。
「感想、結果、その他」
口頭試問:合格
実技試験:合格
雰囲気は実技第一室の迅速導入までの診察部分以外は終始和やか。全ての部屋で時間があまり、雑談をして過ごした。こちらが困ったりしているとなんとなく誘導してくれている印象であった。雑談中にはこちらが間違った部分を訂正して教えてくれたりもした。落とそうとしているようには感じなかった。
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