臨床業務と並行して青本を活用した受験対策を行い、無事合格いたしました。
普段は一般麻酔、心臓麻酔、小児心臓麻酔を行っております。ブロックは時々やっております。ペインや小児病院での麻酔経験はありません。
ご参考になれば幸いです。
【筆記試験】
対策:過去問7年分。実際は5年分を完璧にしておけば大丈夫かと思われます。
当日はA問題8割以上、B問題5-6割程度、C問題6-7割程度の手ごたえでした。
A問題はプール問題、但し選択肢が1つor2つor3つ選べになっておりました。
B問題は難化したように思われましたが、気にせず口頭・実技対策に向かいました。
【口頭試験】
対策:青本を2周しました。声に出して回答を言うと練習になりました。青本は後半のまとめも大変勉強になる内容でした。
ペインは医局の先輩にヤマを聞いたところ、薬物乱用と神経障害性疼痛だとおっしゃったので答えられるようにしておきました。
小児、呼吸器外科、移植外科についてもある程度こたえられるようにしておきました。
ポートピアホテルには試験前々日の夜から宿泊し、丸一日対策に当てました。
試問では、頸動脈狭窄と冠動脈狭窄を合併したケースのCEAとCABG、及び肥満で舌癌術後・放射線照射後の腹腔鏡下低位前方切除術について聞かれました。青本で十分内容がカバーされていたので、落ち着いて回答できました。
【実技試験】
対策:始業点検の暗記、その他過去問に出ている項目は一通りできるようにしました。ブロックは医局の先輩にご指導いただき、後輩を模擬患者にして対策いたしました。
実際は4つの部屋で、それぞれ①ACLS, 小児ACLS ②経鼻挿管、輪状甲状間膜穿刺 ③無痛分娩の硬膜外麻酔、TEE ④腕神経叢ブロック鎖骨上アプローチ、TOFモニタ、ブロック針をゼリーに刺して描出、内頚静脈穿刺 を行いました。急ぎ目に行ったところ、④以外の部屋では時間が少し余りました。④のブースでは、最初鎖骨下動脈の描出に手間取っていると試験管の神の手で少し誘導して頂けました(ラッキー)。
総じて、普段臨床をやっていて試験対策を行えば合格できる試験ではあったと思います。対策の中で、青本は極めて有効であったと思います。大変感謝申し上げます。
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