筆記試験
ポートピアホテルに前泊しました。 ホテルにはコンビにも併設されており、 昼ごはんはコンビニで買えました。
今年からA問題が100問から90問に減らされ、B問題、C問題 が55問ずつに増えました。
B問題は予想通り難しかったですが、 過去問で除外された問題も出ていました。
C問題は問題数が増えたせいかもしれませんが、 とにかく時間が足りなくて、 答えを書けずに終わった問題もありました。
迷ってもとりあえずマークシートは埋めた方がよいと思います。
口頭試験
筆記試験の1週間後の金・土・日に行われます。 私は初日の金曜日でした。口頭試問は1問目が大動脈弁狭搾症( 糖尿病性腎症で透析中)のAVR、2問目は前置胎盤の妊婦の麻酔 でした。接遇問題はありませんでした。
AVRはCTで大動脈の石灰化が強く、 大腿から送血管を入れることになったが送血圧が高いと指摘され、 何を考えますかと質問されました。また、 術後管理で注意することは何か聞かれたのと、CCIは変化してい ないにもかかわらずSvO2が一瞬低下して元に戻りましたが、 何が原因か聞かれました。全くわからなかったのですが、 痙攣発作が答えでした。 痙攣が起こった際の対応についても聞かれました。
2問目は妊婦の全麻カイザーの具体的な導入方法( 挿管困難が予想されるためその準備も含めて)と、 胎児が娩出されてからの麻酔維持をどうするか、 子宮収縮に使う薬とその量も訊かれました。 また胎児が仮死状態で出生してその対応についてどうするか、 大量出血の対応について尋ねられました。
実技試験
実技は4ブースを各10分ずつ回っていきました。1つ目はACL Sで、心電図波形は出ているが脈拍触知しない(PEAを答える) 状態で、CPRを開始します。手術室で、 初期研修医が一人いる設定で、私が胸骨圧迫、 試験官にマスク換気をしてもらいました。胸骨圧迫の場所、回数、 深さ、人工呼吸は何秒に1回かなど聞かれました。次に新生児のP ALSもあり、誰も側にいない設定でした。PALSを受講してお らず、とりあえず、マスク換気と胸骨圧迫は開始しましたが、 具体的な数値は全く答えられませんでした。
2つ目は硬膜外麻酔で清潔手袋をはめて消毒をし、 硬膜外にカテーテルを留置するところまで行いました。 設定は胃癌患者で、どの部位から挿入するか、 肩甲骨から椎体の数え方、なぜ、 その部位から硬膜外麻酔を行うか尋ねられました。次はTEEで中 部食道四腔像を描出し僧帽弁前尖と後尖、右心室の位置と、 下行大動脈長軸像を描出し頭側はどちらか聞かれました。
3つ目はDAMで、マスク換気が有効に行えていない場合、 どのように対応するか聞かれました。またtriple airway maneuversとは何か、模型を使って実演させられました。 また、挿管困難で声門上器具を挿入して、 ファイバーで挿管する方法を実際にやってみるよう言われました。
4つ目が末梢神経ブロックで、 実際に若い男性にエコーーをあてて腕神経叢ブロック鎖骨上法の描 出を行い、鎖骨下動静脈、神経叢、胸膜、 第一肋骨の位置を聞かれたのと、 具体的な薬の量も答えさせられました。また、 コンニャクのような物体?にエコーをあてて、 神経と思われるマークに平行法で穿刺をする実技もありました。 局所麻酔薬を注入する際に気をつけることは何か尋ねられ、 血管内に入っていないか確認するのと、 抵抗があれば神経内の可能性があるので薬は入れないことは答えら れましたが他にも何か気をつけることはないか尋ねられましたがわ かりませんでした。次に、SGカテーテルの挿入で、 エコーガイド下に右内頚静脈にシースを入れるところまで実演しま した。エコーで動脈と静脈の見分け方、 ガイドワイヤーを挿入する際にPACが散発した際はどうするか、 またシースを挿入したが逆血がなかった場合はどう対応するか尋ね られました。 シースを入れて逆血がなかったということは皮下に迷入したのでは と答えましたが、 シースの先端が血管壁に当たっている可能性もあるので透視または エコーでシースの部位を確認するのが正解だったようです。また、 SGカテーテルを挿入する際に、SVC、右室、PA、wedge した際の波形をボードに数値も含めて描くように言われました。
試験前の説明で、 部屋に入る際は自己紹介は不要ですと言われましたが、 実技試験では名前を名乗るよう言われたので、 自己紹介はした方がよいと思います。長文失礼しました。
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