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2015年10月13日火曜日

体験談㉔(第54回麻酔科専門医試験)



筆記試験
筆記試験の勉強を始めたのは5月過ぎからでした。やったのは過去問5年分をひたすら解くのみです。
重厚な教科書はそれだけで気が萎えるので、ただただ過去問のみに絞りました。
おそらく5回くらい解いたと思います。問題を見たら答えがわかるくらいまでにしておきました。
難解な計算式は、試験直前に集中的に勉強して解けるようにしておきました。
試験時は、前日にポートピアホテルに宿泊しましたが、前日の夕食・当日の朝昼食全てコンビニにしたので、もの凄い味気なかった。。コンビニ遠いし中国人が買 い漁って品薄だし。
A問題は、ほぼプール問題でしたので、皆さんのページめくりの速さは凄くて、ひたすら紙が擦れる音がしていましたが、B問題になるとシーンとしていました。
退室する人もほとんどいません。これは皆できていないだろうと、逆に開き直るくらいでした。C問題も、内科診断学ですか?といった問題ばかり。
A問題以外、全く手応えのない試験でしたが、後ほど合格率9割超えと聞いて、あの不安と焦燥感は何だったのだろうと今では思っています。
過去問をしっかり解く、が大前提です。『てにをは』を変えた出題もあったので熟読をオススメします。

口頭試問
対策したのは、筆記が終わって僅か6日間です。6月に対策本の存在を知って即買いし、 ちらっと見て本棚に。
8月中旬に、過去問が麻酔学会HPに乗っていると初めて知る→慌てて対策本を見る→歴代口頭試問の答えと傾向まで載っているのを見て安心。で、また放置。でした。
対策本に丁寧に記載しているのを見て、これなら直前に詰め込みでいける!と思った次第です。本当にお世話になりました。
6日間、対策本を読みふけり、たまに声に出してみる、といった事を繰り返していました。
試験は2日目の最後から2番目のグループでした。1/3が対策本を持っていたような。
ホテルを2フロア貸し切って、各部屋前に1人監視役がついており、お茶を飲むのも許可を得るような環境でしたが、皆さん自体は優しいです。
部屋に入る前に症例が書かれた紙とペン を渡されて5分間読みます。
症例1:中年女性、BMI38。高血圧、糖尿病でARBと糖尿病薬内服。ラパコレ予定。
症例2:68歳(?)男性 朝食後、背部痛で受診、急性大動脈解離で緊急施術。
ほんと、運が良かったです。肥満と心外なら毎日のように麻酔してる。ただ、症例1では吸入薬や低流量麻酔の詳細も聞かれて詰まってしまいました。
試験管は男性女性で、優しく、詰まっても質問の方法を変えて聞いてくれたり、解答する度にいいですよ、と相槌をうって下さいました。
退室時には、自信を持って実技試験受けて下さい、と言われて、この日初めて笑ったような気がします。

実技試験
直前に麻酔器始業点検と、新人看護師を借りて神経ブロックの描出の練習 のみ行いました。
最初の部屋で、所属医局の准教授に出くわす→緊張感を失った状態で輪状甲状膜穿刺を行ったのち雑談。ようやくあと2人だよ~、あ、お疲れ様です、今日帰られるんですか?、、
後は硬膜外麻酔+傍脊椎ブロック(肋骨出して肋間筋の名前言うだけ)、ACLS(大人 PEA→Vf)、若者使ってTAPと大腿神経(新人看護師に遠慮して練習しなかった事が悔やまれる)描出+人形にCV穿刺+コンニャクにブロック、でした。
試験管は皆優しく、試験も終了間際で疲れていたのか、グイグイ誘導して速く速く、といった感じでした。
全て終わったのが18時。やっと、ようやく、もう神戸いや、と帰路に着きました。

決して真面目な人間ではなく、忙しい中いかに効率よく勉強するかに重点をおくにあたって、対策本の存在は非常に助かりました。
ありがとうございました。

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