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2015年10月8日木曜日

体験談⑧(第54回麻酔科専門医試験)


勉強始めた時期:受験する年の3月頃
内容:過去問直近5年分とサラリーマン先生の青本 。B.C問題や口頭試問対策に、過去問5年分に登場した疾患については青本や成書で調べて麻酔のポイントなどを自分なりにまとめました。後、削除問題も再出題されていたので答えを調べておきました。(今年もA問題に過去の削除
問題が2問程ありました)

筆記試験
今年のA問題は過去問5年分で9割は取れる内容でした。例年通りでしょうか。
B問題は全て新作で、過去問に関連してこれは合ってるだろうというのが2割程度の感覚でした。
本来は稼ぎどころのC問題ですが、緩和や救急、心外などがこれまでより多い印象でした。ずっと市中病院で大人の一般麻酔(心外は時々)しかしていなかったので研修医時代の知識を掘り起こして必死で答えましたが、友人との答え合わせでは5割ぐらいかな、、というところでした。

実技試験
過去に出た問題をしっかりやっておくことで対応可能でした。これまでと違うのは経食があったことです。ただ内容は基本的なviewを出す、どこがどの冠動脈支配領域かを答える、右室左室、僧帽弁の前尖をいう、など初歩的なものでした。1つの部屋で2つの項目をやることが多く、かなり駆け足で試験官も時間に追われてハイハイハイと進めており、割と甘めの採点の印象を受けました。

口頭試問
1問目が新生児で肥厚性幽門狭窄、2問目が恐らくASの緊急胃噴門部出血の麻酔でした。どちらも大まかに勉強していた内容でしたが、1問目で新生児の身体所見や術前管理について具体的に数字などを問われ、日々大人の麻酔しかしていない私は輸液の量すら検討がつかず、正直ヒーヒーでした。とにかく地雷を踏まないように答えるので精一杯でした。
これまであった接遇はありませんでした。(強いて言うなら大人の麻酔で、試験官を手術を申し込んだ外科医と見立てて術前に必要なことを話して下さいというのがありました)

総評
これまで以上に救急、ICU、小児、緩和と満遍なく勉強することを要求されていると感じました。私は圧倒的に勉強した範囲が狭かったです。。
ただ基本はやはりみんなが取るところを確実に取ることだと思いますので基本の勉強方法に間違いはなかったと思います。
日々の仕事をしながらの勉強はなかなか大変なものがありますが、サラリーマン先生の青本で効率良く勉強できたと感じています。
有難うございました。

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