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2015年10月9日金曜日

体験談⑬(第54回麻酔科専門医試験)


筆記試験
みなさんの例に漏れず、日々の臨床の忙しさにかまけて、直前のシルバー・ウィークで追い込みました。
過去問は5年分やりましたが、A問題はほぼ網羅できたかと思います。
B、C問題は新作で、難しかったと思います。
印象としては、集中治療やペインなどの領域も多く出ていたかと思います。
実技試験を終えて振り返ると、ブロックや神経支配、解剖も頻出だったかと思います。
口頭試問 30分(覚え書きです・・)
①重症筋無力症の患者の胸腔鏡下胸腺摘出術
患者の問題点、麻酔方法・注意点
TOFモニター(モニターで見て電極の間違いを指摘するなど)
抜管時にブリディオンを投与しアナフィラキシー
 →治療法、採血や検査項目(トリプターゼ、皮内テストなど)
②上記の患者に説明
どのような状況だったか、今後注意することなど
③外傷での急性硬膜下血腫の患者の手術
患者の問題点(クッシング徴候など)、脳圧管理
開頭時の注意点
④上記の患者の術後管理
肺水腫orARDSになった患者の管理
ステロイドの使用に関して

試験官の誘導にいかにのるかが大事かもしれません。

実技試験 各8分(覚え書きです・・)
①ACLS
局麻中毒になり心静止
ACLS、脂肪製剤の使用など
②帝王切開のクモ膜下麻酔、経食道心エコー
研修医に指導しながら脊髄クモ膜下麻酔(マネキンに実際に施行)
経食道心エコー(機器展示にあるような機材を使って)
中部食道四腔像、大動脈弁短軸像(それぞれの構造物の名称)
③DAM
換気困難・挿管困難の患者への挿管
AWSなどのデバイス無し、ファイバー挿管か、SGA挿入からの挿管かと思います
術中にカフが破れた → チューブエクスチェンジャーを使用し、チューブ交換
④超音波
腹横筋膜面ブロック、大腿神経ブロックの説明、解剖(実際に被験者にプローベをあてる)
ミギ内頸静脈のCVカテーテル穿刺(穿刺部位、超音波ガイド下穿刺)
ゼリー(ファントムのような)に実際に穿刺

例年の始業点検はありませんでした・・・

まとめ
青本を使いながら勉強することでギリギリ合格出来たかと思います
基本的には、日々の臨床をこなしつつ、筆記試験の勉強をし、その派生で実技試験や口頭試問の知識がついていくと思います。
本当にありがとうございました。

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