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体験談⑥(第53回麻酔科専門医試験)
このたびはお世話になりました。おかげさまで合格できました。去年の口頭試問が不合格に終わってからの一ヶ月はショックで立ち直れない日々でした。まとめファイルを購入させていただいたときに送付されていたメールの文面が優しくて、気落ちするしかなかった私はとても励まされました。まわりは合格した人ばかりで、相談相手もいなかったので。この1年は自分があやふやにしていたところを勉強しなおすことができたので、麻酔科医生活を通してみれば苦労なくパスした人よりも賢くなっているはず!と自負して自己満足にしてます。
今回は口頭試問のみ。落ちたら後がないというプレッシャー。去年の試験監督の雰囲気が怖かったことや、聞き直すときの高圧的にしゃべられたことがトラウマでした。(ちなみに、実技の先生は気楽に行こう!っていう感じでした・・・)
去年思ったのは、普段手術室麻酔をまじめにやってても、専門医試験落落とされるんだということ。緩和とペインを曖昧にして口頭試問に玉砕。他の組の問題を後で聞いたら手術室麻酔やってれば答えられるものも多かったのに。自分の不勉強を棚にあげるのは筋違いと分かりながらも、苦手な分野にあたってしまったばかりに一年を棒に振るなんて世の中厳しい。
今回はペインや緩和、集中治療のガイドラインをチェックして、ひたする暗記でのぞみました。手術室麻酔についてはまとめファイルをみながら、ひとりごとで質疑応答して復習しました。
口頭試問の段取りは去年と同じ。今回は集合してから、本番まで1時間半くらい前室で待ち時間あり。その間に緊張して疲労のピーク。呼ばれる順番によっては大分待ちます。試験室まで誘導され、去年と同じ手順で部屋の前の担当の人から5分くらい症例の紙に目を通すように指示される。ボールペンを渡されてメモ開始。症例の問題は、まとめファイルでみたことのある範囲ばかり。今回はいけそうという手応えあり。この時点でまとめファイルにかなり感謝しました。
入室すると、試験監督2人。大分お疲れのようで、顔色もそことなく悪い。部屋のあかりもホテルの部屋で暗いし。あの雰囲気は緊張を助長します。もっと明るいところで日の光いれてくれればいいのに。
症例提示については、はじめの症例の紙には最小限の内容しか書かれておらず、質問がすすむにつれて、症例の内容が口頭で追加されていくかんじ。うまく誘導にのらないと、試験監督もあたふたするし、こちらも困惑してしまう。試験監督もお疲れで、うまく会話が成り立たなかった場面もあった。(こちらも緊張してるので、誤解したまま話がすすみそうになったり、聞き直しそびれて関係ないこと言ってたり)パソコンでクリアポイントをクリックしてチェックしていく方式のようで、こちらが答えるたびにかちかちとクリック音がするので、ちゃんと答えられてるかの指標になるかもしれない。(その音も気になってやっぱり緊張)今回の試験監督の先生たちは、知ってることを聞き出そうとしてくれたり、なんとか通してあげようという感じを感じました。私のならびは再受験の人が集まっていたようなので余計かもしれませんが。(2回目の人たちがかもしだす緊張感がちがったのかもしれません)。総じて今回は質問内容も想定内で、意表をつかれることもなく終了しました。帰宅時には長い呪縛から解き放たれた気持ちでした。
これからの受験生のかたには
口頭試問は何を勉強していいのか分かりにくいところですが、普段手術室麻酔にしか従事されないかたにはとくに、ペイン、緩和、集中治療の調べたらわかると普段おざなりにしてる内容を記憶しなおす手間をおしまないことをおすすめします。
以上、私の体験記でした。
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