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2014年10月13日月曜日

体験談⑦(第53回麻酔科専門医試験)




筆記試験
筆記については、A問題は52回と同じような感じでした。好きなものを2つ選べ、がほとんどでしたが過去問と同じだったので特に問題なくAは終了

Bは全く太刀打ちできませんでした。
Cも確信が持てる問題は少なく、かなり青くなりましたが自己採点ではA9割B5割C5割くらいだったと思います。
BもCも、ほぼ全部が好きなものを2つ選べ、に変わっていたのが去年よりも難易度UPしたのでは、と思います

筆記試験に関しては、2014年1月くらいから少しずつ過去問をやっていた、という事もあり過去問を中心に、足りない部分は自分で調べてノートに少しまとめて、というスタイルやりました

口頭試問
口頭試問はまとめファイルをかなり活用させていただきました。
過去7年分くらいをとりあえず自分でも回答を作り、まとめファイルを参考にさせていただきつつ補足をLISAで読んだりしました。
LISAは麻酔科に入局してから毎月買っていたので全ての号が手元にあり、これがけっこう役に立ったように思います。

ただ、すべてのLISAを読み返すのは不可能なので
まとめファイルが本当に助かりました

自分が当たった口頭試問は
①肥満の喉頭レーザー手術(術中覚醒の既往有)
②帯状疱疹の治療(IgA腎症 ステロイド内服中)
で、どちらも過去問に準じた内容でした

ただ、どちらも相当突っ込んで幅広く質問されました
例えば2問目は

最初に画像を見て帯状疱疹の診断
初期治療は?(抗ウィルス薬の具体的な名前と使用量)
鎮痛薬は?
鎮痛薬効かなかったのでブロックをすることにしました 2種類挙げて?
epiと肋間神経ブロックと回答したところ、
肋間神経ブロックのやり方を口頭で説明してください 薬の種類と量も と続きます

アセトアミノフェンの静注ならこの人の体格なら何時間おきに使える?1回max量は?

退院後、アセトアミノフェンの内服を飲みすぎちゃいました
どんなことが起きると予想されますか?

肝機能障害と答えると、
初期治療はどうする?→Nアセチルシステイン
投与経路は?→注入

ICUに管理されることになりました
ICU担当ドクターにこの患者についてサマリーして申し送ってください
などなど、とにかく質問が広がっていきました

このほかに接遇問題(風邪をひいている4歳のヘルニア手術)があり、
1問1答でポンポン回答していかないと時間は足りなかったと思います

実技試験
実技に関してはACLSを試験2週間前に復習の意味でもう一度受講しに行きました。
あとは後輩を使ってブロックの描写の練習。
過去問で公開されている分に関しては教科書を読み直したり、という感じです

筆記はA問題が取れれば何とかなる感じはしましたが、過去問5年分くらいでは足りないと思います。
今回も6,7年前からの問題も出題されていましたし、
まとめファイルをフルで活用するならば、10年分入っているのでこれで問題ないと思います。

まとめファイルをよくあれだけまとめてくださったな~というくらい、よくまとまっています。
かゆい所に手が届く1冊です。

本当にお世話になりました。

ありがとうございました。

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