専門医試験の勉強は春からはじめようとしていましたがなかなかま
筆記試験
筆記試験は、6年前の過去問からたくさん出題されていたようで、
私は過去問5年分はやっときなさい…
6年前と聞いたところでがっくりしてしまいました。
A問題は今年はさらに2つ選べが増えていたように思います。
B問題はどれも答えに自信が持てず、
(診断基準など)以外はB問題と同様答えに自信は持てずでした。
プルキンエ繊維の活動電位で局所麻酔薬で抑制される相や、
日本赤十字社の「輸血用血液製剤取扱いマニュアル」
日本麻酔科学会周術期肺血栓塞栓症発症調査の結果について、
なども出題されていました。
肺胞方程式やpHのような計算問題も例年通りでていました。
口頭試問
移動距離が大きく、神戸への往復が2週にわたるのは大変でした。
2週目の口頭試問・実技試験の内容です。
〔口頭試問〕1問目:30代男性、肥満。難聴・耳鳴りで受診。
と疼痛・嚥下障害・嗄声あり。CTで異常を指摘された。
- 術前問題点は?/CT画像が画面にだされて、診断は?
- 障害されている脳神経は?/
- 必要な術前検査は?/麻酔方法はどうしますか?/
- 体位をとり終わった写真(パークベンチポジション)がだされて、
みたことある?利点・欠点は?/ - 手術終了後、舌が腫れているが主治医は抜管して欲しい、
といいます。どうする?/ - 抜管せずにICUへ行きました。どんなことを申し送りする?
- →体位の欠点として、
頸を少し傾けた体位であるので腕神経叢などの障害や、 あと挿管チューブの位置に注意することも大事なようでした。 抜管をめざすなら、 チューブエクステンションを使用して再挿管に備えるけど、 抜かない方がいいのでは…と言うと、抜かずにICUへ… と次の問題へ移りました。
2問目:70代女性、悪性黒色腫・腰椎転移でオキシコドン・
膀胱直腸障害がでて、腰椎椎弓切除・後方固定予定。
- 術前問題点は?
- 麻酔方法は?/
- 術当日の内服はどうする?/
術後IV-PCAはどのくらいの量にする?/ - 術後はICU管理することになりました、
術後疼痛管理はどうする?/ - 術後の疼痛管理の注意点は?/
- オキシコドンの生体内利用率は?/
プレガバリンの副作用は? - →オピオイドのIV-
PCAへの切り替えでフェンタニルを1日量でどのくらいにするか や、退薬症状、手術を受けたことで疼痛が軽減してオピオイドが過量になる可能性 などがポイントのようでした。術後は内服をどうするか、ということも聞かれました。
ロールプレイ問題:下顎骨腫瘍摘出術が予定されている患者が、
と歯科口腔外科の先生からの電話です。私(試験官の先生)
→鼻出血しやすいことを話し、
経鼻挿管のときに鼻出血しないように何か使いますか?
〔実技試験〕
1部屋目:ACLS 導入後、HR40のECG、脈は触れず・
薬は?生食後押し(上肢挙上忘れました。。。)
ECG波形がVFになり、ショック+心マ
質問されるたびに、心マの手がとまってしまい、とめないでね、
2部屋目:肥満のラパコレで研修医が喉頭展開できなかった、
もう一つ布で隠されていた人形が出てきて、
3部屋目:帝王切開の脊麻・清潔手袋はきも。+
生まれた赤ちゃんが呼吸していません、挿管してください。
4部屋目:麻酔器仕業点検(ボンベ・
点検の項目を学会のだしているもの通りに口にできないと今してい
もう一度いってみて?という感じでした。
1分経過、2分経過・・・
試験官の先生たちは、私を研修医と思って、
なかなか研修医とは思えませんでした。。。
長くなりましたが…、
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