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2014年10月13日月曜日

体験談㉑(第53回麻酔科専門医試験)




口頭試問
21トリソミーの小児症例の鼓膜チュービング 時に(感冒時だったか?)吸気喘鳴あり

  • A.術前問題点について(特に21トリソミー症例で、と強調されたような気がします)
  • B.導入時の注意点
  • C.心内膜症欠損症の根治術後である。術前検査として何が知りたいか
  • D.抜管後(あるいは導入時だったが…)呼吸トラブルが起き換気できなくなった 最も疑われる病態は・またどう対処するか
  • E.手術室からでてICU入室することとなった。ICU担当医への申し送りはどのようにするか

70代く らいのBMI28程度の身長・体重の女性 TKAの手術

  • A.術前問題点(を聞かれたような気がしますが少しあいまいです)
  • B.術後鎮痛目的のブロックを2種類
  • C.リカバリでSPO2が低下した。病態の鑑別
  • E.(インスピロンが図示され)このタイプの酸素投与法の利点について
  • F.(リザーバーなしの酸素投与法で、吸入酸素濃度が上がらないことについての設問がありましたが、詳しい設問の文書については記憶があいまいです…)
  • G.ICU入室になったということで、ICU担当医に申し送りを

③(接遇問題)硬膜外麻酔時の硬膜穿刺し頭痛が続く患者に説明を

二人の試験管とも学会でおみかけしたことのあるような先生で、特に厳しくもなく、「残り5分ありますので、ここからは雑談タイムです」というような流れで雑談をして終了でした。

実技試験

①エコーでボランティア男性の鎖骨下静脈を描出、動脈との鑑別・胸膜はどれかという設問あり
 その後シミュレータで内頚静脈穿刺  また清潔操作について説明(maximal barrier precaution)

②DAM:マスク換気はできるが喉頭展開できない設定で、シミュレーターで説明しながら挿管をする。
 器具は選択性で、airway scope(私はこれを選びました)、LMA、気管支ファイバーなどがありました。
 次にシミュレーターで、説明をしながらミニトラックを使用し輪状甲状間膜穿刺。(シミュレーターの首には、前に解答した方々によって作成された気管の穴がすでに開いてました…)

③ACLS:すでに挿管された状態の患者・PEAでスタート・途中VFに変化する内容でした。

④麻酔器始業点検:ホテル内ですが、酸素・笑気などの配管は使えるようになっていました。オメダの古い麻酔器で、補助ボンベはなく、ボンベ圧の確認は省略されました。

私の当たった口頭試問や実技はどれも想定の範囲内で、かなりラッキーだったと思います。


以上のような感じで、にこやかな感じの教官が多く、
あまり緊張させるような雰囲気もない部屋でした。
ただ、かなり記憶もあいまいですのでまとめの参考になるかどうか…。

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