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2014年10月13日月曜日

体験談⑬(第53回麻酔科専門医試験)




箇条書き、乱文ですが・・・

筆記試験

6年分を6月からのんびり始めて最終的には4周した。この6年分に関しては98~100%の正答率になるレベルを目指した。
今年の筆記に関しては、A問題はこの6年分から多少の改変はあるがほぼ100%出題。5年分だと数問は網羅できていない印象。そしてほぼX2の選択問題だった。
B問題は壊滅的にわからなかった。わからなすぎて選択肢を絞ることも迷うこともできない状態。会場からはざわつきが出ていた。
C問題は過去問を解いていれば少なくとも半分は正解できる。何問か「解答が割れるのでは?」という問題もあった。
B問題で得点を期待することはまず難しい。A+C150点中120点を超えるよう対策を練るのが妥当と感じた。

口頭試問

1 高度肥満のラパアッペ。画像で副腎腫瘍(おそらく褐色細胞腫)がみられる。導入や麻酔の注意点、術後ICUに入室した後の対応。術後ICUへの申し送りの要点を述べる。

2 腹膜炎のストマ造設。敗血症になっており、術中、術後管理の要点。呼吸器のグラフィックが提示されてPCVVCVの利点と欠点を述べる。ICUへの申し送りの要点を述べる。

3 挿管困難の甲状腺全摘。術後術者から抜管を依頼されるが、どのように対応するか。

雰囲気は非常に優しく、日常臨床をこなしていれば大きな問題はない印象。
対策としては、青本をベースに疾患について自分の考えをまとめ、各種ネットの試験対策を参考にした。

実技試験

1 エピ → 生まれた新生児に挿管
2 ACLS
3 BFで経鼻挿管 → ミニトラック穿刺
4 エコー下TAPブロック → エコー下鎖骨上ブロック → コンニャクを用いて実際にエコー下で針を描出する → 筋弛緩モニター

こちらも雰囲気はよく、受からせようとしてくれている印象。各手技について研修医に解説しながら進めていく。
対策としては、ネットの情報をもとに自分なりに手技や注意点についてまとめた。
麻酔科学会のガイドラインにはすべて目を通した。


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