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2014年10月13日月曜日

体験談⑲(第53回麻酔科専門医試験)




筆記試験
受験対策には過去5年分(2009~2013年)の過去問と対策書でやりました。
とりあえず、過去5年分を1回やって、2回目を対策書と照らし合わせながらやっていきました。
過去問だと点であった問題が線となり、繰り返しの問題の傾向が分かりました。
Aが過去問とよく似た問題が多く、8割くらいは出来た気がします。
B,Cに関しては過去問による勉強が活きたのか分からないくらい難しく感じました。
totalでは6割以上あると思いましたが、マルチプルチョイスが多くなり、難易度が上がったように感じました(毎年初年度受ける人はそう感じるのかもしれま せん)。

口頭試問
口頭試問はこの対策本が一番だと思い、筆記試験後の一週間でできる限り頑張りました。
試験自体は
3歳のダウン症心内膜床欠損術後長期挿管の既往がある症例で導入、抜管時の準備、低酸素などの問題
60歳台の肥満女性、TKA。マスクにおける酸素投与、術後の低酸素の問題
durapuncture後の頭痛患者への説明
でした。
紙面で見るとそれほど難しい訳ではありませんが、いざ試験官に聞かれると出てこないことが多かったです。
また、症例を部屋に入る前に見ますが、部屋に入ってからの追加の情報が自分の予想と外れているとあわててしまいます(今回の症例①でも長期挿管のことは部屋の前では分からなかった)。
実際に病院の上の先生に過去問の問題を出してもらうなど をやっておけばよかったと思いました(実際にやるとなると、やりにくいですが・・)。
あと、試験管が答えるたびにカチっとクリックするので、それが入らないと間違っていると思い、精神的に響いてきます。

実技試験
実技試験はACLS、始業点検、挿管困難グッズ、輪状甲状間膜穿刺、鎖骨下静脈の描出、内頸静脈穿刺でした。
始業点検は何度か練習しましたが、それ以外は普段通りで出来ました。
輪状甲状間膜穿刺は前日にも出ていたので確認しておきました。
実技は普段やっていれば特に問題となるものはなかったです。
特にトラップもなかった気がします。

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