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2013年10月9日水曜日

体験記⑩

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筆記はAがまずまず、但し2つ選択というのが多く過去問をやっても中途半端な理解だと得点がむずかしいと感じました。Bは難しく、半分しか得点できなかったと思います。Cはまずまず。麻酔科学会のガイドラインからくまなく出題されていたと気付いたのは試験が終わった後でした・・・『過去問5年間分やって、A題で9割とって逃げ切り』『口頭試問は練習するに尽きる』という先輩のアドバイスが正攻法であったと思います。なかなかやる気が起きず、実際には7月から1回目を始め、3回目5年分が終わったのは、ぎりぎり筆記の前日でした。


『対策資料集』は口頭試問対策として重宝しました。筆記が終わってから、過去問の問答をすらすら口頭で言えるように練習しました。本番では胸腔鏡下肺上切除と未熟児で出生した乳児のヘルニア、HbA1C 10の接遇問題でした。箇条書きですらすら話すことができ、速いスピードで試験が終わってしまい、時間が余りました。
実技はACLSと麻酔器の始業点検は必須と見て、臨床の時にしつこく繰り返しましたが、本番で始業点検の11番(麻酔ガス排除装置)を言うのが抜けていたことに部屋から出た後に気が付きへこみました。ACLSACLSの講習会の時よりレベル低めのことしか要求されないと感じました。胸骨圧迫の方法、電気ショック対応の心電図(pulseless VT, VF)とPEAの区別ができればよさそうです。あとは過去問の出題を手技本で復習、実際に研修医の先生とやる時に丁寧に要点を教えながらやるということに尽きると思いました。TAP blockをエコーで出せというのも、出ました。普段面倒でTAPやらずにIV-PCAだけで済ませていたので少しドキッとしました。でも、これも筆記の過去問では出題されていますから、その時に本で見返しておいて良かったと思いました。
それにしても、実技・口頭試問の雰囲気は刑務所のようで嫌でした。私語厳禁で1:1で監視の係員がいるような状況で、それだけでプレッシャーをかけられて緊張させられまくり、とても平常状態ではありませんでした。こんな試験は2度と受けたくないですね。
対策資料集に筆記・口頭試験の実際の時間割り・詳しい状況も書いて頂けると助かると思います。(今年は口頭(30分で3問、控室で5分間問題用紙を見せられ書き込んだりすることができる。1室、実技10分×4室、各室とも試験官は2人づつで、威圧的な先生方はいらっしゃいませんでした。
以上おおざっぱですが、体験記です。どうもおせわになりました!今後とも受験生のために頑張って下さい。

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