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※用語:JOTN:日本臓器移植ネットワーク
Co:コーディネータ
MC:メディカルコンサルタント
□イスタンブール宣言
『自国人の移植は自国内で』
・日本には現在、心臓移植の適応患者が400人前後いるが、身体が小さく、国内で心臓移植を受けれない患者はその3割を占める。
□脳死〜臓器移植終了までのおおまかな流れ
◯脳死判定開始まで
- 脳死(とされ得る)患者の発生
- 家族が脳死状態にあるという説明を聴く意思を把握する。
- 本人および家族の意思が確認できればJOTNへの第一報を入れる。
- JOTNからCoが派遣(初め2人程度から最終的には4〜6人)され、第1回のミーティングが開かれる(後述)。臓器提供のための第1次評価(後述)
- Coからの家族への臓器提供の意思の確認と説明。臓器提供の意思が確認できれば必要書類が準備される。
- 家族の意思を確認し、第2回のミーティングが開かれる(後述)。この後脳死判定へ。
◯脳死判定
- 第1回の法的脳死判定の施行(希望があれば家族の立ち会いが可能)
- MCが派遣され、臓器提供のための第2次評価(後述)が行われ、関連部署との連携の確認などもこの時に行われる。
- 第2回の法的脳死判定の施行。この終了時刻が死亡時刻とされる。JOTNのCoは再度家族に説明を行い、施設長が臓器摘出術の実施を最終決定する。
◯脳死判定終了〜臓器摘出開始まで(脳死ドナー管理)
- レシピエントの意思の確認開始
- 第3回のミーティングが開かれる。ドナー管理と病態、レシの選定や摘出予定臓器や搬送についてなど、様々な情報の確認、共有が行われる。
- 摘出臓器ごとのチームが来院。摘出チームによる第3次評価(後述)が行われる。
- 手術室内で、関連部署(手術部、麻酔科、看護師、摘出チーム、JOTNCoの最終ミーティング。摘出臓器、手技、循環管理、薬物投与などの確認が行われる。
- ドナーの搬送・搬入。JOTNCoは家族の意思の最終確認を行い、摘出術開始の指示を行う。
◯臓器摘出開始〜終了まで
- 呼吸循環管理医(提供施設の麻酔科医が望ましいとされる)はMCの協力を受けつつドナーの術中管理を行う(詳細は後述)
- 臓器摘出終了。各部署への終了の連絡。
- お見送り。
- 提供施設の判断で記者会見が行われることもある。
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