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2012年5月26日土曜日

まとめ:大量出血への対応


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マンパワーはパワー!!
アシドーシス、低体温、凝固障害を防ぐ

□準備(一番大事!)
・太いラインの確保(シースや16G以上)
・大量出血が予想される場合は各10単位以上の準備
・ホットラインや大量輸血装置の準備
・動脈ライン(フロートラック®)、中心静脈カテーテル(プリセップ®)
・各種血管作動薬の準備


□出血したら・・・
・非常事態宣言!
・人を集める!(ポンピング、輸血製剤確認や問い合わせ、薬剤準備などなど)
・酸素濃度をあげておく。
・適宜採血を行い、血算、電解質、凝固系のチェック!

□麻酔は・・・(あくまで一例)
・循環抑制の強い薬剤は使用中止!
・ケタミンやミダゾラム、フェンタニル中心の麻酔に切り替える
・BISモニター使用

□循環管理の目標(※ショック状態の患者 より)
※出血のコントロールができていない場合。
・収縮期血圧 80-100mmHg(収縮期血圧70mmHg、平均血圧40mmHgまでは容認)
・Ht値 25−30%
・凝固系:できるだけ正常に近い状態で
・血小板:5万以上を維持
・深部温度:35度以上
・末梢循環:パルスオキシメーターで拾える程度に
・アシドーシスの進行の防止
※出血のコントロールができてから
・収縮期血圧 100mmHg以上(ただし、十分な血圧が必ずしも十分な臓器灌流の指標にはならない!)
・Ht値:普段の輸血開始値(麻酔科医による)以上に
・凝固系:正常範囲で
・深部温度:普段なみに上げる
・尿量:利尿をつける
・アシドーシス:補正する

□異型輸血
輸血選択(専門医試験過去問題集より)
患者血液型 赤血球濃厚液 新鮮凍結血漿 血小板濃厚液
A A>O A>AB>B A>AB>B
B B>O B>AB>A B>AB>A
AB AB>A=B>O AB>A=B AB>A=B
O Oのみ 全型適合 全型適合


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