さらりーまん麻酔科医の専門医試験対策ページです。これからもよりよい対策資料を作っていきたいと思っています。 何かご相談などあればいつでもメールください。 ※ブログ引っ越しました。
2012年5月12日土曜日
まとめ:心臓合併症関連②
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□周術期心合併症リスク予測因子
①高度リスク因子
・最近の心筋梗塞(発症から30日以内)
・不安定狭心症
・非代償性心不全(NYHAⅣ度)
・重症弁疾患(AS、MS)
・重篤な不整脈(高度房室ブロック、心疾患由来の症候性不整脈、100bpm以上のコントロール不良の上室性不整脈、症候性徐脈、最近のVT)
②中等度リスク因子
・軽度狭心症
・虚血性心疾患の既往
・脳血管障害の既往
・以前の心筋梗塞(手術の1ヶ月以上前)
・代償性心不全またはその既往
・術前クレアチニン値2.0mg/dl以上
・糖尿病合併
③軽度リスク因子
・高齢(65歳以上)
・心電図異常(左室肥大、左脚ブロック、ST-T異常)
・洞調律以外の調律
・機能的予備力低下
・脳卒中の既往歴
・制御されていない高血圧
□非心臓手術の心合併症リスク
①高リスク(周術期の心疾患罹患率5%以上)
・大血管手術
・末梢血管手術
・大量の体液移動または出血を伴う手術や緊急手術
②中リスク(5%未満)
・一般的な腹腔内、胸腔内手術
・内頚動脈内膜切除術
・頭頸部手術
・整形外科手術
・前立腺手術など
③低リスク手術(1%未満)
・内視鏡手術
・体表面の手術
・乳腺手術
・白内障手術など
※高度リスク因子患者では、心機能の精査加療を予定手術より優先する!
※中等度リスク因子患者では、高リスク手術を受ける場合は精査を優先させる。
□参考文献・書籍・Web
1)MGH麻酔の手引き p19-36
2)患者術前評価・管理の手引き p41-66
3)合併症麻酔のスタンダード p47-53
4)麻酔科シークレット第2版 p237-242
5)麻酔科トラブルシューティングAtoZ p53-120
6)ACC/AHAガイドライン2007
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