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2012年5月2日水曜日

まとめ:多発外傷患者②(顔面外傷)


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※問題として出しやすいのは、頭部顔面外傷(気道確保関連で)や整形外科(術中〜術後の肺塞栓がらみで)や、腹部外傷(出血がらみで)、熱傷脊髄損傷などでしょうか(^^ゞ
熱傷、脊損は他頁でまとめます。

顔面外傷
・顔面外傷には、頭蓋内損傷、脊髄損傷、胸部の外傷(心・大血管損傷含む)、腹腔内出血などを伴うことが多い。
・口腔、鼻腔内の出血、歯牙の損傷、吐物、舌や咽頭の損傷や腫脹、骨折によにより、気道閉塞が起きやすく、気道確保困難に陥りやすい
・麻酔導入前には適切な気道評価が必要
頭蓋底骨折、上顎骨骨折(Le Fort分類参照)がある場合は、髄液鼻漏を起こしていることがあり、原則として経鼻胃管挿入や経鼻挿管は禁忌となる。

気道確保
気管挿管は、意識下ファイバー挿管が安全
・場合によっては緊急輪状甲状間膜切開や気管切開が必要になることもある。


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