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2012年4月9日月曜日

まとめ:脳死判定基準関連③


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無呼吸テストについて

[1]基本的条件
1)PaCO2レベル
①テスト開始前は35〜45mmHgであることが望ましい
②自発呼吸の不可逆的消失の確認には60mmHg以上に上昇したこと確認が必要だが、80mmHgを超えないことが望ましい。
2)収縮期血圧:90mmHg以上
3)時間経過(PaCo2の適切な上昇が必要で、人工呼吸中止時間にはあまりこだわる必要なし)
4)血圧、心拍、酸素飽和度のモニター
5)テストの中止:継続が危険と判断すれば中止
6)実施の除外例
・低酸素刺激によって呼吸中枢が刺激されているような重症呼吸不全の症例ではテストを実施しない
7)実施時期:第一回目、二回目ともに法的脳死判定の最後
8)望ましい体温、PaO2のレベル
深部温35℃以上、PaO2:200mmHg以上



[2]無呼吸テスト実施方法
1)血圧計、心電計、パルスオキシメータの適切な装着
2)100%酸素で10分間人工呼吸
3)PaCO2レベルを確認(およそ35〜45mmHgであること)
4)人工呼吸中止
5)6㍑/分の100%酸素投与
①気管吸引用カテーテルを気管チューブ先端部から気管分岐部直前の間に挿入。
②カテーテルが適切な位置にあることを確認する(レントゲンやマーカー)
6)動脈血ガス分析を2〜3分ごと
7)PaCO2が60mmHg以上になった時点で無呼吸を確認する。
8)自発呼吸の有無は胸部又は腹部に手掌をあてるなどして慎重に判断する。
9)無呼吸を確認し得た時点でテストを終了する。

[3]テストの中止
低酸素、低血圧、著しい不整脈により、テストの続行が危険であると判断された場合。




□参考文献、書籍、Web
1)(社)日本臓器移植ネットワーク 法的脳死判定マニュアル
http://www.jotnw.or.jp/jotnw/law_manual/law5.html#top
2)インターネット講義:神経内科
http://www2.hama-med.ac.jp/w1b/med1.backup/gaku/lecture_n/braindeath.html
3)脳死判定基準 
http://www.udatsu.vs1.jp/no_si.htm
4)脳死判定基準概要
www.mhlw.go.jp/shingi/2010/04/dl/s0405-4h.pdf
5)法的脳死判定マニュアル
http://pikaia.v-net.ne.jp/nosimanu.html

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