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2012年4月24日火曜日

まとめ:術後鎮痛例


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※術後の鎮痛方法は科やドクター毎に様々であり、特に麻薬の使用がからんでくると、病棟では使用しない、病棟でもHCUなら使用可能、CCUやICUのみでの使用など施設により様々です。
※ここでは私が経験した施設での使用方法の一例を示しておきますm(_ _)m
※ちなみに当院では症例数に比して麻酔科医が不足しており、術後鎮痛は基本的に主治医まかせです・・・・(;´д`)
※当院では硬膜外鎮痛以外の持続神経ブロックは行なっていません (;´д`)
PCEAやIV-PCAで使用しているのはPCAキット回路付のクーデックシリンジェクター®です。
 流量は3ml/h 4ml/h 5ml/h 6ml/h PCA3mlフラッシュ  を使用
 最も使用頻度が高いのは5ml/hのもの。



1)小さな手術や傷の場合
①ボルタレンサポ®などのNSAIDs投与
②アセトアミノフェン座薬

2)大きな傷や小さな傷でも患者の訴えが強い場合、開腹・開胸手術で硬膜外麻酔ができなかった場合。
①適宜ペンタゾシンの静注または筋注
②上記のクーデックシリンジェクターでIV-PCA。
フェンタニル0.4〜0.6mg+生食100mlで5ml/hで投与。
③主治医によってはICU/CCU管理時のみ、フェンタニル10A+生食20mlで25μg/mlとし、1〜3ml/hで持続投与。疼痛に応じて適宜フラッシュ。

3)硬膜外チューブを留置している場合
①0.2%ロピバカイン100ml+フェンタニル0.4mg~0.6mg
(フェンタニル投与量が5ml/hの流量だとおよそ20μg/h、PCAフラッシュで一回12μg)
②小さな傷であればフェンタニルなし。

 などです。

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