さらりーまん麻酔科医の専門医試験対策ページです。これからもよりよい対策資料を作っていきたいと思っています。 何かご相談などあればいつでもメールください。 ※ブログ引っ越しました。
2011年11月29日火曜日
TUR症候群(低Na血症への対処)
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露出した静脈洞からの灌流液の吸収で起こる。
□神経症状:不穏や興奮、混迷、痙攣、昏睡
□循環器:高血圧や徐脈、重症になると心収縮力低下で血圧低下、wideQRS、心室性不整脈に続いてうっ血性心不全や肺水腫を引き起こす。
□リスク:手術時間1時間以上、灌流液バッグの高さが1m以上、灌流液使用量が10㍑以上で生じやすいと言われている。
治療
□疑ったらまず採血をして血算、電解質のチェックを
□術者に異常を伝え、できるだけ早く手術を終了してもらい、灌流液を生理食塩水に交換する
□必要なら呼吸管理を行う。
□生理食塩水の投与と利尿薬(フロセミド)の投与。高張食塩水を投与するなら100ml/h以下の速度で。一日に10mEq/l以上の補正を行わない。
□必要なら動脈ラインや中心静脈ラインを留置し、集中治療室管理。
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