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2015年10月16日金曜日

体験談㉖(第54回麻酔科専門医試験)


【筆記試験】
 7年分を3周しました。いろいろな攻略方法があるとは思いますが、自分はまず一回前から3年分(52−50回)を2周、楽しむ様な感じでゆっくりやっていきました。最初はとても時間がかかり焦りましたが、二回目からや4年前以前の問題はさくさく解けるのでたぶんどうにかなります。3年分を2周すると、だいたい自分の不得意分野とか知識が整理されていない部分が露わになりますので、そこで12年目麻酔科医謹製『青本』の出番ですよ。
 以後、過去問を順次進めていく際にも、間違えた問題の細かいところの確認や、知識の横の繋がり(例えばブピバカインのpKa→そういえばタンパク結合率はどーだったっけ?とか)に超強力な威力を発揮しました。いちいち違う過去問の違うページを見なくても、必要な知識が集結されていますので、時間短縮になります。自分は比較的勉強時間が確保できた労働環境でしたが、多忙を極める先生方こそ必要なのではないでしょうか。
 5年分一通り吸収し終わったら、試しに前回(53回)を解いてみたところ、思った以上に難しくて大きなショックを受けました。試験勉強にダレてきたあたりに一発焦っておいたのでラストスパートが効きました。結局そのあと7年前までを合計3周駆け抜けました。。。
 実際の試験ですが、予想どおりA問題は過去問でしたのでここで得点を稼げないとあとがきつくなると思います。B問題も予想どおり難しく、正答率は5割前後だったのではないでしょうか。C問題も難しく、帰りの車中は夕焼けが心に染みました。が、筆記試験が終わったらもう筆記試験の事は考えない様にして、直ちに口頭試問の対策に頭を切り替えるほうがいいと思います。感触が悪いのはみんな同じらしいですので。

【口頭試問】
 ついにやってきたこの日。いつものポートピアホテルもなんだか違って見えますね。宿敵の本拠地みたいな感じでした。部屋に集められて、1/3づつ団体で移動させられます。裏口を通って業務用エレベーターで8階へ。。。話には聞いていましたが、本当にそのとおりでした。試験会場はベッドや内装品が全て無いホテルの一室で、異様な雰囲気です。
 試験内容は他の寄稿にお譲りします。だいたい想像どおりでした。知り合いの先生や陽気な先生が試験官ですとラッキーですね。私の口頭試問の試験官は無表情・誘導無し。ちびりそうになりました。

【実技試験】
 口頭試問と同じフロアで、流れで次から次へと部屋を巡らされました。これもだいたい想像どおり。内容が多い部屋ですと、試験官が最初から「ちょっと急ぎ目にやろうね」と言います。制限時間になると問答無用で受験者入れ替えになるので、気を利かせての事なのでしょう。ありがたいです。

以上です。7月から本格的に試験勉強を開始して、なんとか間に合いました。ほんとうに青本のおかげです。ありがとうございました!みなさんの健闘を祈ります!

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