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2014年10月13日月曜日

体験談⑯(第53回麻酔科専門医試験)




筆記試験
 私は過去問を5年分を4〜5回なるべく問題以外の解説も覚えるように目を通しました。解説を覚えることで、口頭試問にも役立ちますので。過去問を全て覚える位の気持ちでいました。
 実際の試験はA問題は過去問が7、8割出て、過去問以外も比較的簡単な問題でした。B問題は難しかったです。過去問は少し被っていましたが、新しい問題が多く知識が幅広く必要でした。C問題は標準〜やや難という感じでした。
 ただ他の人も同じ感想だったのであまり結果は気にしていなかったです。
 やはり5年分位の過去問をできるだけ覚えることが良いと思いますその他の問題は自分が解けない問題は人も解けないはずと思い込むことが大事です(^∇^)。

口頭試問

 最後に口頭試問です。これは問題、試験官に当たり外れがあるようでした。私はラッキーな方でした。まず問題を5分間みます。詳細が書いてある訳ではないです。
3問ありあまり正確には覚えていませんが。
80代?男性。胸部大動脈瘤のステント留置術。既往に右肺癌で上葉切除後、喫煙歴あり。高血圧あり

  • 術前の問題
  • 麻酔方法と注意点
  • MEPを見て脊髄の虚血を考えた時の対処法
  • 手術終了時の意識レベル低下の原因
  • ICUへの申し送り

80代?男性。SMA血栓症?でかなりカテコラミン使っているショック患者さん
データが多く問題の詳細は覚えていませんが。結腸全摘施行後。
ポイントはMOFなのか?とりあえずARDS、SIRSに対する治療法を述べたりしました。

150cm、70kgの10時間の腹臥位オペで眼瞼浮腫などがある時の抜管するかどうか
 私は試験官の方が優しくて多少おかしな事言っても笑ってくれていました。

実技試験
4つの部門にわかれてました。
分離肺換気
ダブルルーメンチューブとブロッカー。ダブルルーメンチューブが浅すぎる時と深すぎ時にどうなるか、右の気管支の特長など聞かれました。
カイザーの脊硬麻と新生児の挿管
消毒液の種類。脊麻の穿刺。脊硬麻どのレベルで穿刺するか。
新生児の気管の特長。
ACLS
PEA、vf時の実際の治療。
TAPブロック、腕神経叢ブロック
実際にエコーを当てての説明。

優しい先生が多かった感じです。少し間違えても軌道修正してくれて、落とす試験ではない印象でした。

ありがとうございました(^∇^)。

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