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2013年11月9日土曜日

看護師の医療行為解禁へ 研修受講で気管挿管など可能に

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看護師の医療行為解禁へ 研修受講で気管挿管など可能に

(朝日新聞デジタル 2013年11月9日)
・・・・・・・・・・・・・引用開始・・・・・・・・・・・・・・
厚生労働省は8日、医師の具体的な指示がなくても、看護師が一部の医療行為ができる制度の創設を決めた。国指定の研修を修了すれば自身の判断で、気管挿管や脱水患者への点滴などをできるようにする。医師がいなくても患者の変化に素早く対応できると期待される。

 この日の審議会の部会で最終案が了承された。次期通常国会に、保健師助産師看護師法の改正案を提出。対象の行為や研修内容を確定させ、2015年度の施行を目指す。
 最終案は、床ずれで壊死(えし)した部分の切除や点滴中の高カロリー輸液量の調整、抗不安薬をのませるなど、医師が主にしてきた41の行為を「特定行為」と位置づけた。研修を受けた看護師は、医師が事前に示した手順に従い、自身の判断でできるようにする。一般の看護師も、医師の具体的な指示があればできる、と明確にする。当初検討された「特定看護師」という資格は、日本医師会などの反対で見送られた。
・・・・・・・・・・・・・引用終了・・・・・・・・・・・・・・・
日本麻酔科学会が緊急声明を出した直後ですが・・
国会を通過するか、また手術部麻酔領域で適応されるかはどうかはともかくとして・・

 正論は緊急声明に譲りますが、現場の実感としての意見ですm(__)m
 並列麻酔が当たり前のような麻酔科医不足の病院などの部長先生方は賛成かもですね。
全くやる気のない研修医よりも勉強熱心な看護師さんもたくさんいますし。ただ看護師自身が希望して研修を受けに来る(挿管の研修が手術室でされると仮定して)のはまだ構わないのですが、そういった病院がたとえば手術部の看護師全員にこの資格(?)をとらせろといってきたりすると大変だと思います。
 看護師さんのモチベーションの高い人と低い人との差は研修医のそれよりもかなり顕著(注:私見ですm(__)m)に感じられますので、興味本位でされるのは願い下げですし、研修医の挿管症例も減ってしまうのではないかと懸念してます。何かを教えようとしても「私馬鹿なんで難しいことなんにもわからないです〜」と言われがっくりくることもしばしば・・。と思えば、そこいらの医者顔負けの循環器や集中治療領域などの知識を持っていたりする看護師さんもいらっしゃいます・・(^_^;)
 また”医師の事前に示した手順に従い”行った結果、うまく行かなかった場合、患者に不利益が生じてしまった場合の責任は看護師自身が持つのでしょうか・・・。現在救急救命士の挿管実習を行っていますが、看護師研修に対してもすべて説明と書面による同意が必要になると、担当医師の負担もかなりのものになるかと・・(何例で研修終了になるかはわかりませんが・・)。
 さらにこの制度運用後に、麻酔科が不足している病院で自家麻酔症例で看護師が麻酔導入していて気道系のトラブルが起きた場合の対応など、ちょっと考えるだけでもかなり怖い気がするのは私だけでしょうか・・・?
 もちろん病棟の急変などでの対応での、役立つ場面が増えるでしょうけどね!(^_^;)

 余談ですが、この”受講”って、講義を受けて挿管人形くんでできたら研修修了書贈呈!ってことではないですよね・・・((((;゚Д゚))))



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