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2012年6月12日火曜日

まとめ:産婦人科手術の傾向①


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・手術のバリエーションとしては帝王切開、開腹子宮全摘(+付属器)、膣式子宮全摘、腹腔鏡下卵巣腫瘍摘出術。
・未出題術式としては無痛分娩、妊婦の非産科手術が残されている。

産科:【43-1】【45-1】【46-9】【48-3-1】【49-3-1】
婦人科:【44-3】【45-6】【46-7】【48-4-2】【50-6-1】



□帝王切開
・ほとんどが妊娠高血圧症候群を合併していて、さらに肥満である。麻酔方法の選択や仰臥位低血圧症候群などの一般管理PIH の輸液管理について。
・問題点としては常位胎盤早期剥離にからんだDIC、胎児・新生児仮死、HELLP 症候群など。
・危機管理のポイントとしては全身麻酔導入方法(フルストマック扱い)や大量出血、子癇発作、血圧コントロールなど
が出題されている。
・併せてApgar スコアやそれに続くPALS の概要は把握しておいた方がよいと思います。
早期離床のための術後鎮痛はNSAIDs に加えてPCEA あるいはIV-PCA でよいと思います。PDPH も出題されています。
・未出題分野としては、無痛分娩や羊水塞栓で急変した帝王切開などしか残されていないような気がします(急性妊娠性脂肪肝はガイドラインには載っていません・・・)

□子宮全摘+付属器切除術
手術自体に特殊な管理が求められるものはない。ただし、子宮牽引による迷走神経反射などの可能性はある。
既往の問題としては
・巨大卵巣腫瘍⇒フルストマック扱い、静脈うっ滞によるDVT
・腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出。骨盤高位の影響。PONV と術中覚醒への対応
・肥満の子宮全摘術でDVT の疑い。マスク換気困難とDVT 予防について
・脊髄くも膜下麻酔による膣式子宮全摘。脊髄くも膜下麻酔の合併症メイン。
・子宮全摘後の術後大量出血とその対応(異型輸血など含めて)。
初めてスガマデックス投与後の再手術の問題が出てきており、今後も出そうな気はします。











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