さらりーまん麻酔科医の専門医試験対策ページです。これからもよりよい対策資料を作っていきたいと思っています。 何かご相談などあればいつでもメールください。 ※ブログ引っ越しました。
2012年6月13日水曜日
まとめ:脳神経外科の傾向
□概要
・手術のバリエーションとしては、脳腫瘍(下垂体腫瘍含)摘出、開頭血腫除去、脳動脈瘤クリッピング、内頚動脈内膜
切除。
・未出題手術としては、脳動静脈奇形やV-P シャント、覚醒下開頭術、ECT の麻酔などがある。
・脳神経外科麻酔のポイントはたくさんありますが、脳圧管理と空気塞栓、術後神経学的合併症、PONV、覚醒遅延に関しては確実に抑えておいたほうがいいと思います。
『出題』
脳腫瘍:【43-2】【44-6】【50-6-2】【50-7-1】
血腫除去:【46-1】
クリッピング:【49-1-2】
CEA:【50-5-1】
□開頭腫瘍摘出術
・肥満患者が多い(あくまで出題として)。
・腫瘍の部位とアプローチにより体位も仰臥位、頭高位、側臥位、腹臥位と様々でそれぞれの呼吸・循環に与える影響や合併症などの把握も重要。
・頭蓋内圧亢進症とそれに伴うCushing 症状
・術中の脳圧管理の問題は頻発
・空気塞栓の早期発見、予防と対処法についてと、術後合併症(けいれんや出血、覚醒遅延、尿崩症など)についても頻出。
・50回では、術後の早期覚醒の工夫や、長時間手術時の抜管、PONV についても問われています。
□脳動脈瘤クリッピング
・意外にもまとめた範囲では過去1 題のみ。
・一番のポイントは術後の脳血管攣縮の予防でしょう。
・質問では冠動脈ステント、脳圧管理、攣縮予防、空気塞栓が問われています。
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