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2012年5月13日日曜日

まとめ:心不全患者


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非代償性心不全患者の予定手術は延期する
心不全の症状や徴候は、収縮不全(駆出率減少)か拡張不全(充満不全)により生じる。

心不全の主な原因
虚血性心疾患の悪化
高血圧
肥大型、拡張型心筋症
・不整脈
心臓弁膜症 など


検査

心エコー、負荷心エコー
心電図、負荷心電図
胸部レントゲン(心拡大、肺うっ血、胸水)
NYHA評価、4METsあるかどうかの評価
身体所見(動作時息切れなどの症状、浮腫、頚静脈怒張、心音など)
採血(BNP、ALT/ALT、凝固系)

モニター・ライン
・動脈ライン(フロートラック®)
・中心静脈ライン(プリセップ®)
・経食道心エコー
・症例によっては肺動脈カテーテルやIABPも考慮

麻酔方法
・特にすぐれているという方法はない。
・術後鎮痛の確実性を考えると硬膜外麻酔を留置できる症例では留置する。しかし術中の積極的使用により低血圧を生じ、結果として輸液過剰になることは避けなければならないため、症例によっては術後鎮痛メインに使用する。
・導入薬剤は心機能低下症例ではケタミンやミダゾラムなどの比較的心筋抑制が少ないものを用い、硬膜外麻酔を併用しない場合であれば循環に対する影響が少ないフェンタニルを中心に麻酔をする。筋弛緩薬はロクロニウムで。
・維持はなれたものを。

□術中管理の目標
心拍数、心収縮性の維持
前負荷、後負荷を適切に保ち、かつ急激なバイタルサインの変動を避ける
・体血管抵抗の増加を避ける
過剰なナトリウム負荷を避ける(出血に対するボリューム負荷は早期の輸血が望ましい)。

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