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2012年7月13日金曜日

まとめ:モルヒネの副作用


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モルヒネの副作用 

【便秘】 
ほぼ全ての症例で認められる。モルヒネ投与開始時から緩下剤(センナやビサコジル、マグネシウムやビコスルファートなど)の投与を行う。
一旦生じるとコントロールが困難。  

【悪心・嘔吐】
制吐薬はメトクロプラミド、クロルプロマジンやハロペリドール、抗ヒスタミン剤、ステロイドなど。 抗癌剤投与時であればセロトニン拮抗薬(オンダンセトロン® など)の使用可能。


【眠気】
投与初期に見られる(耐性により改善する場合もあり)。
呼名や刺激で覚醒し、見当識障害や意識混濁はない。
疼痛があれば眠気は生じいため、疼痛が強く意識が混濁する場合は他の原因を考える。 耐え難い眠気の場合はメチルフェニデートが有効。
【呼吸抑制】

過量投与や肝腎機能の急速な低下時などに起きる。
癌性疼痛管理で呼吸抑制が問題となることは少ない。 ナロキソンが有効だが、疼痛の再出現に注意。 

【掻痒感】(ヒスタミン遊離作用による)

【錯乱】
 高カルシウム血症や脳転移などの鑑別も必要。認識の障害、睡眠や覚醒リズムの障害、精神運動の亢進、見当識障害、記憶障害、思考障害が短時間のうちに出現し、その程度も変動。ハロペリドールやジフェンヒドラミン、ベンゾジアゼピン(逆に悪化することも)などが使用される。 
【発汗】(頻度は 30 %)  
【その他】(排尿困難、ふらつき感、気分高揚など)



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