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2012年6月14日木曜日
まとめ:外科手術の傾向
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□概要
・部位別には甲状腺手術、体表手術、開腹手術がある。体表の手術は特殊な管理が必要なことはないため、出てもおそらく合併症メインの出題になると思われます。
・開腹手術の部位別では、最も多いのは消化管手術で、肝切除、腹腔鏡手術がそれに続きます。特殊な症例では腹部外傷(脾損傷)と褐色細胞腫の出題が1 例ずつありました。
・基本となる手術なので内容も多岐にわたります。以下簡単にポイントをまとめます。
『出題』
甲状腺手術:【49-4-2】
開腹手術
・肝臓手術:【43-7】【44-1】【47-4】
・消化管手術::【43-3】【44-1】【44-4】【44-10】【45-4】【45-7】
【45-10】【46-3】【46-10】【47-2】【48-3-2】【50-4-2】【50-7-2】
・腹腔鏡下手術:【43-10(胆嚢)】【44-7(副腎)】【49-2-1(胆嚢)】
・その他(腹部外傷):【44-5】
□甲状腺手術
・出題は一例。高度肥満でのCVCI の対応についてと、術後出血における気道管理について聞かれています。
・SpO2 が下がるまでの時間など、呼吸生理について聞かれています。
□肝切除術
・ポイントは肝機能の評価法と凝固能・血小板数の低下による硬膜外麻酔の是非。
・術後鎮痛について(PCEA とIV-PCA)
・緊急対応としては大量出血と空気塞栓への対応。
・またウイルス性肝炎での針刺し事故への対応も出題されています。
□消化管手術
・手術内容としては腹部外傷による大量出血、食道手術、胃~直腸までの手術。
・緊急手術(腸閉塞や消化管穿孔)ではフルストマックや穿孔後の敗血症、DIC、ARDS などの術後管理など幅広い。
・手術自体が問題になるよりは、付随する合併症(糖尿病、高血圧、虚血性心疾患、腎機能障害など)についてと術後疼痛管理、術中モニタリングに関する質問が多い。
□腹腔鏡手術
・胆嚢摘出と副腎腫瘍(褐色細胞腫)の出題。
・褐色細胞腫はさておき、一般的な気腹の合併症と呼吸・循環に対する影響を抑えておけばよいと思います。
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